“代打の切り札”が甲子園で輝いた。楽天茂木栄五郎内野手(30)が、値千金の決勝打を放ち、ソフトバンク、巨人と並ぶ5勝2敗の交流戦首位タイ浮上に貢献した。1-1の延長10回2死二塁。1ボールから阪神ゲラの外角156キロ直球を右中間に運ぶ適時三塁打を決めた。
「ストレートが速いって情報があった。負けないように1球ではじき返そうと思って打席に入りました」と振り返った。
とにかく勝負強い。スタメン出場だと29打数2安打1打点の打率6分9厘と結果を残せていないが、代打だと13打数8安打5打点の打率6割1分5厘と一変。「あんまり集中しすぎないというか、自分で自分の首を絞めないように楽な気持ちで打席に入れるように、自分の不安な要素を消していってるのがいいことなのかなと」と分析する。
今江監督も茂木を絶賛した。「ここ最近、代打の神様のような存在になってくれて、非常にいい仕事をしてくれてると思います」。神様発言を伝え聞いた茂木は「全然まだまだですし、フランコが前、福島で逆転ホームランを打って、ああいうのが神様かなと。僕は僕でそんなに意識しないように頭を整理して打席に立てたらと思います」。楽天打線には、謙虚で勝負強い茂木栄五郎が欠かせない。【山田愛斗】



