プロ25年目、西武の栗山巧外野手(42)がチームを勢いづける先制3点適時打をかっ飛ばした。

この日は「4番DH」でスタメン出場。初回に外崎、蛭間の安打などで無死満塁となって打席へ。実績豊かな日本ハム有原の148キロ直球をはじき返し、左翼への二塁打に。3人の走者が全員生還した。

プロ通算2151安打の栗山は、すでに今季限りでの現役引退を表明。ラストイヤーの今季は4月中旬に1軍昇格し、初打席初安打を放ったが、5月下旬から再び2軍調整となった。

2軍では数試合に1試合という出場ペースながら、黙々と調整を続ける。練習前のウォーミングアップでも他の誰よりも手をたたいて、周囲を盛り上げる様子がある。

6月下旬には自身の引退に際した「PR1DEシリーズ」の1軍で試合も行われるものの、西口監督は「あくまでも戦力として」と調子を見極めながら判断することを強調している。

とはいえ難敵有原をひと振りで制す、さすがの技術。3回の第2打席も有原の低めスライダーをセンター前に転がした。この日、交流戦初Vをかけて甲子園で戦う1軍にも刺激を届けた。【金子真仁】