阪神藤川球児監督(46)の采配がぴたりとはまった。

阪神は21日のDeNA戦(甲子園)で、延長戦の末に今季4度目のサヨナラ勝ち。1-1で迎えた延長11回2死二塁、高寺望夢内野手(23)がサヨナラの中越え適時二塁打を放った。

その直前、1死から左前打を放ちチャンスメークしたのは、移籍後初スタメンとなった元山飛優内野手(27)だった。

「7番遊撃」で先発すると、2回の第1打席でも左前打をマーク。遊撃守備も難なくこなした。

試合後、藤川監督は元山の起用について「ここまで7月の中旬ですね、長きにわたっていろんな選手の可能性をもちろん見ていましたけど、ここに来て1つ動かして見ようというところで」と説明した。

元山が躍動すれば、選手起用の新たな幅も生まれてくる。この日は1-1のまま終盤へ突入し、下位打線からチャンスをものにした。元山の代走には同じ遊撃で出場が続いていた熊谷敬宥内野手(30)が起用された。

「甲子園でする野球というのは、こういう野球はすごく必要になってくるし、それがチーム力なんだろうと思いながら。(左翼で先発の)立石を途中で交代させて高寺を9番に入れた時にはその可能性を、甲子園のゲームがどういうふうに応えてくれるのかなとは見てましたね。元山が入ったことでそこの連携が取れるようになったので」

9連戦の終盤に、今後に向けても価値ある勝利となった。