阪神が西宮市の部活動の地域展開支援のために立ち上げた「大社軟式野球クラブ」が30日、西宮市内で初めての練習を行った。
26年度中に、西宮市の中学校部活動が地域クラブ活動へ移行することを受け、阪神は3つのクラブチームの立ち上げで支援。阪神元コーチの水口栄二氏が主催する野球教室「野球心」と連携し、タイガースアカデミーから岩本輝、玉置隆両コーチを週1回派遣する。
この日は選手の自己紹介から始まり打撃、守備、投球練習とみっちり約2時間、汗を流した。各コーチも熱心に指導を行った。岩本コーチは「なかなか(中学生を)見る機会がないので、僕にとっても新鮮です。楽しく野球を、うまい下手関係なくやってもらえればいいかなと思っています」と振り返った。玉置コーチも「まさかこういった形で、中学野球に携われると思わなかった。(野球が)できるような環境を作って、そこでプレーをする子どもたちの指導ができるというのは、とても誇りに思います」と話した。
今回の活動は、継続して取り組んできた野球振興の一環。野球振興室長も兼任する嶌村聡本部長(58)は「少しでもタイガースが取り組んでいるところを認知していただいた上で、いろんな地域のいろんなところで同じような形で広げていっていただければ、モデルケースになれたらなというのが一番の願いです」と力を込める。
今後は阪神が支援する地域クラブ以外でも、希望があればコーチ派遣を行う予定だ。また、10~11月にかけて地域クラブ向けの野球大会を開催予定で、決勝は甲子園で開催が決定。スカイAによる録画放送も行う予定だ。「やっぱりモチベーションというか、『甲子園で決勝戦できる』という思いの中で、日頃の練習もしてもらったり。どんどん野球の方に関わっていただいたり。本拠地である西宮市への恩返しという意味で。ひとつのモチベーションアップにもつながれば」。可能性を秘めた子どもたちを全力でバックアップする。



