阪神下村海翔投手(24)のプロ初勝利はまたもお預けとなった。4度目の先発は5回7安打3失点(自責1)。不運にも見舞われ、白星がするりと抜けた。
「同点を許してしまったところがすごく反省点」
初回こそ四球と2安打で1点を失うも、尻上がりに調子を上げた。3回はサンタナをカットボールで空振り三振。増田は直球で中飛につまらせ、最後は赤羽をカーブで遊ゴロ。ヤクルトのクリーンアップを3人で斬った。
青学大時代の“ホーム”神宮で初登板。23年秋の明治神宮大会決勝は自身の押し出し四球で慶大に敗戦。最後は涙を流した地に、プロとして帰ってきた。
「声援の大きさとかやっぱりプロ野球すごいなと思いましたけど、懐かしい球場でまた投げられて本当に幸せでした」
2点リードとなった4回。2死二塁でヤクルト西村を左飛に打ち取るも、右肩甲骨骨折からこの日1軍復帰した、左翼手の前川が後逸。わずか16日で急転復帰も、痛恨失策となった。なお2死二塁から長岡に同点の左前打を浴びた。
「いつも野手の皆さんに助けられているので、なんとかカバーしたかったという悔いが残りました」
5回3失点の粘投も、初勝利は再び持ち越し。7月2日の中日戦(甲子園)でデビュー以降、4試合はいずれも5回3失点以内。背番号19が着実に経験を積み、そのときを待つ。【村松万里子】



