阪神2年目の工藤泰成投手(24)がプロ初セーブを挙げた。坂本の1発で1点リードした9回。ブルペンから虎党の大声援を浴び、マウンドに上がった。
「(9回表に)点が入ることを想定しながら、心の準備をしながら投げられました」
1死から長岡に左前打されたが続く岩田を遊ゴロに料理。塩見への3球目には160キロを計測した。最後は145キロのカットボールで空振り三振を奪い、マウンドでほえた。「ちょっと地に足がついてない感覚だったんですけど、冷静に投げられました」。木下とともに魂の3連投。「コンディション面では特に問題なかったですけど、休み明けも試合が続くので投げられるようにやっていきます」。きっちりと試合を締め、長期ロード3連勝発進に貢献した。
藤川監督が後半戦のキーマンに指名しており、今後も1点差の最終回を任される重圧もあるだろう。それでも「深く考えずに『行け』と言われたところでしっかり役割を全うできるように。いつも通り投げていくつもりです」。育成からはい上がったマッスル右腕が、勝利に欠かせない男になってきた。【村松万里子】



