通算250セーブを挙げたロッテ益田直也投手(36)には、特筆すべき長所が2つある。まずは指先の器用さ。プロになって初めての春季キャンプで当時の投手コーチだった西本聖氏からシュートの投げ方を教わると、その日のうちにモノにしてみせた。「のみ込みが早い」と褒められた。
そして体力おばけの一面。ランニング系のメニューになると大学まで遊撃手でもあった俊敏さを見せた。チーム一の俊足だった荻野貴司と先頭で競り合って驚かされた。
高校時代の夢は消防士か警察官になること。遊撃手の控えで直球も120キロ台だったそう。プロ野球選手になるとは想像もしていなかったという。大学に入り、投手に挑戦していく中で、器用さと体力は大きな礎になっただろう。そこからのサクセスストーリーは、ロッテファンが見守ってきた通りだ。消防士になる夢はかなわなかったが、最高の火消し役になれた。【14年ロッテ担当 竹内智信】



