ロッテ毛利海大投手は「やっと3勝目できたなって感じですかね」。5月3日以来の勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべた。

2カ月前はプロの壁にぶつかっていた。6月10日中日戦で自己ワーストの3回10失点。監督室に呼ばれ「何が悪いかわかるか?」。サブロー監督に問われたが「全くわからなかったんで。『いや、わからないです』って言いました」と苦笑交じりに振り返る。指揮官からは「若いカウントからどんどん攻めていけたら自分のペースになるんじゃないか。最初のうちはできていた」と助言を受けた。

ファームでもベテランの唐川や西野からアドバイスをもらった。「回の先頭打者を打ち取るとか。もっと細かく言ったらまっすぐでファウルを取るとか。そういう細かいことを積み重ねていった結果が6回、7回、クオリティー、ハイクオリティースタートになるんじゃないの? って言われて」。開幕戦勝利からすぐに2勝目を挙げ「もっと勝たないと」と焦っていた毛利にとって、原点に立ち返らせてくれる言葉だった。この日も2回以外は先頭を出さず、快投を見せた。

チームの勝利が最優先。「1年目ですけど、クライマックスとか行ってみたいなとは思っているんで。何とかチームを勝たせるピッチングっていうのを心がけてやっていきたいなと思います」。ルーキーは経験を重ね、周囲に支えられながら、着実に成長している。【星夏穂】

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