中日ミゲル・サノー内野手(33)は“恩人”のハタチを祝う鮮烈な2本塁打で、本拠地をどっと沸かせた。
「優しくて、日本のことを教えてくれた」1人は、16日に20歳の誕生日を迎える育成の中村奈一輝(ないき)内野手(19)だ。ファーム調整中に急接近。中村ら若手仕込みの日本のギャグがあったから、すぐにチームに溶け込めた。日課は、自動翻訳アプリを用いて中村と日本語で連絡をとること。「自分がスペイン語を教えると、向こうも日本語を…」と両者で母国語を教え合う。中村に学んだカタカナの「サノー」の書き方はファンサービスに生き、ベースボールカードにしたためるように。「ナイキは素晴らしい性格。将来1軍で通用する可能性は高く、ショートのレギュラーが取れるかもね」と信頼を寄せる。
人懐っこいサノーがいれば、常に笑いに包まれる。こよなく愛するローソンのメガホットカフェラテ(税込み380円)を片手に球場入りする大砲。そのことを尋ねると、隣にいたルイス・フランシス通訳は苦笑いでジョークを訳した。「今度、一緒にコーヒーを飲みませんか?私が(母国の)ドミニカのコーヒーを作ってあげますから」。無邪気なサノーはこの日、2本の弧を描いてお祭り男になって祝った。【中島麗】



