巨人が終盤のシーソーゲームを制した。1点を追う9回2死二塁、泉口が同点適時打を放って延長戦に持ち込むと、延長11回先頭、甲斐拓也捕手(33)が広島岡本から左中間への勝ち越しソロ。今季2安打とも決勝アーチという勝負強い一打で勝利をたぐり寄せた。

さらに1死一、二塁から代打坂本が2点適時二塁打を放つと、鈴木大、佐々木も適時打を放ってこの回一挙5得点とした。

延長11回は守護神ライデル・マルティネス投手(29)が締めた。だが逆に点を取り過ぎてセーブの条件である3点差を上回る5点差となり、NPB史上6人目の通算250セーブは持ち越しとなった。

先発の田中将大投手(37)は苦しい登板となった。1回1死、広島佐藤啓に143キロ直球を捉えられ、右翼席への先制ソロを浴びた。2回は立ち直り下位打線を3者凡退に封じたが、続く3回、1死一塁からファビアンに中前打を浴びた。打球処理に向かった中堅手・鈴木大が転倒。記録は失策でその後、4番坂倉に犠飛を許し、2点のリードを許した。3回63球4安打3失点(自責1)で降板。5月1日阪神戦(甲子園)以来、4カ月ぶりの4勝目とはならなかった。

それでも大城、増田陸のソロで追いつくと8回に石塚の適時打で勝ち越し。その裏、6番手の中川皓太投手(32)が1点リードで1死一塁、初球直球を広島佐々木に捉えられた。左中間席への逆転2ランを被弾し、思わずひざに手を突きうつむいて動けなかったが、打線の粘りで試合をひっくり返した。

阪神が敗れたため、首位阪神とは残り20試合で3・5ゲーム差。それ以上10投手の継投でブルペン陣も使い切り、野手も小林、ティマ以外のベンチ入り26人のうち24人という総力戦で4時間30分超の死闘を制した。

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