野手の希望は森下だ。阪神森下翔太外野手(26)が意地を見せた。0-1の5回1死二塁。中日柳の直球をコンパクトなスイングで右前に運んだ。二塁走者近本が生還。実に34イニングぶりの得点、61イニングぶりの適時打を決めた。久々の快音に甲子園は大歓声が沸き起こった。

森下は「イニングが始まる前からチャンスで回ってくるイメージを持ちながら準備していたので、モノにできてよかったです」と振り返った。1番から始まる好打順を信じ、ようやく長いトンネルを抜け出した。

第1打席は左前打、第2打席は中前打。広角に打ち分け、8月20日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来、今季11度目の猛打賞を記録した。試合前に中野にバットを借り、変化を求めた結果が奏功。それでも不動の3番は「次も打てるように頑張ります」と言葉少なめにクラブハウスへ向かった。走者を置いた7回、9回に三振だっただけに悔しさも募らせた。

無得点地獄から抜け出せたが敗戦。さらに6日DeNA戦から6試合連続1得点以下となり、41年、66年、95年、12年のワースト記録に並んでしまった。低空飛行が続き泥沼の7連敗。それでも森下が奪った「1点」で潮目が変わることを期待したい。【只松憲】

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