プロ野球12球団オーナー会議が16日に都内で行われ、榊原定征コミッショナー(83)の任期満了に伴う次期コミッショナーに三井物産元社長で現顧問の飯島彰己氏(75)の就任が内定した。第14代の斉藤惇氏、第15代の榊原氏に続き、3代続けて財界出身のコミッショナーがトップを務めることになった。

選考は巨人山口寿一オーナーを座長とし、阪神、オリックス、西武、日本ハム、DeNAの計6人のオーナーによる選考委員会で進められた。国際経験が豊富で野球界への理解と愛情がある人物として飯島氏を候補に挙げ、このほど本人からの承諾を得た。

飯島氏は10月2日付でNPBの顧問に就任し、引き継ぎ作業を開始。その後、11月18日のオーナー会議で第16代コミッショナーとして正式に承認され、12月7日の理事会・実行委員会を経て就任の運びとなる。2期4年務めた榊原コミッショナーは11月限りで退任する。

オーナー会議の議長を務めるDeNA南場智子オーナーは「飯島氏は、プロ野球界が直面する国際化、事業拡大、野球人口の裾野拡大という3つの主要な課題を解決する力量を持つ適任者」と大きな期待を寄せた。高校時代には野球部で捕手を務めていた経験があり「プロ野球に理解と愛情を持っていることも注視した」と話した。

◆飯島彰己(いいじま・まさみ)1950年(昭25)9月23日生まれ、神奈川県出身。横浜国大経営学部卒。74年に三井物産に入社し、主に鉄鋼原料、金属資源部門を担当。06年に執行役員、08年に常務などを歴任し、09年4月に代表取締役社長就任。15~21年まで代表取締役会長。21年から同社顧問。15年6月から4年、経団連副会長を務めた。23年に旭日大綬章。