西武の西口文也監督(54)が2日、宮崎・南郷キャンプで日刊スポーツの取材に応じ、海外FA(フリーエージェント)権を行使した高橋光成投手(29)についても触れた。

記者からの問いかけに「(球団に書類を)出しに来たの…そうか」とし「あらかじめ覚悟している部分もあるから」と添えた。

ポスティングシステムを使い日本時間2日午後10時からメジャー球団との交渉が可能になる平良海馬投手(26)も合わせ、先発投手陣の軸2人が今オフに退団する可能性が十分にある。

昨オフは今井がメジャーへ羽ばたいた。再建を託された西口監督の就任前から想定されたこととはいえ、この2年間で3人の先発右腕が流出する結果もありうる。

「今まで支えてきた投手たちがだんだんいなくなって…。でも本当に若い投手にはチャンスなので、そのチャンスをどういう投手がつかんでいくか。あとはそういう投手たちをどううまく回していくかになってくるとは思うので。2人抜ける場合は」

24年のシーズン91敗から2年後の今季は、見事に2位に躍進した。その上も求められる中で、平良と高橋光が投げた284回1/3、チーム投手陣の年間総イニング数の約22%が「0」になるのは痛い。仮にそうなった場合は「そりゃ大変ですよ、もちろん」と西口監督も危機感を募らせる。イニング消費については「今はなかなか、暑さだったり昔と環境も違ったりで、イニングを食えなくなってきている投手も多いのでね」と現状をみる。

球団は、平良にはポスティングを容認しメジャー挑戦を後押しした。FA宣言の高橋光については全力で引き留める。「そりゃ戻ってくれるに越したことはないから。計算が立てられる投手なんでね。もし2人が抜けたら、計算が立てられない投手でも計算しなきゃいけない」と、西口監督も悩むところ。先発候補の外国人投手補強などについても「もちろん」と、引き続きフロントに要請していく構えだ。【金子真仁】

【西武】高橋光成「自分がどうしたいのかという気持ちを大切に」海外FA権行使を表明