前3団体統一スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)が世界3階級制覇を成し遂げた。WBA世界バンタム級王者アントニオ・バルガス(29=米国)に挑戦し、6回KO勝ちを収めた。5回に左フックでダウンを先制。続く6回に得意の左ストレートでダウンを奪って仕留めた。6戦連続KO勝利を収めたロドリゲスはコーナーのロープに跳び乗って両拳を上げて喜んだ。これで通算戦績は24勝(17KO)無敗となった。

ロドリゲスは今週、自身の保持していたスーパーフライ王座の全ベルトを返上し、バンタム級に転向した。当初は4団体統一への挑戦に関心を示していたが、IBF同級王座獲得のタイミングが合わないと判断。近年、ビッグマッチを実現させてきたサウジアラビア総合娯楽庁トゥルキ・アラルシク長官(44)が4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)-ロドリゲス戦を27年1月実現に向けて動いているため、モンスターとの対決に目標を切り替えた。

ロドリゲスを指導し、マネジャーも務めるロベルト・ガルシア氏は米老舗専門誌ザ・リングのインタビューで「バム(ロドリゲスの愛称)は信じられない選手だ。才能があり、規律正しく、献身的でもある。どこまで伸びるのか私にも分からない。まだ本当のバムを誰も見ていないと思う。最高の姿はこれからだ」と強調する。

ロドリゲス自身も「自分はまだ能力の50%すら見せていないと感じている。でも相手が強ければ強いほど、自分のパフォーマンスも良くなる。バルガスは、自分の新たな一面を引き出してくれる相手になると思っているし、それをリングで見せるのが待ちきれない。

だから今回も素晴らしいパフォーマンスを期待してほしい。準備はできているし、それを実現するだけだ。リングに上がって、その瞬間を自分のものにする準備はできている」と強い決意を胸に世界3階級制覇を狙うリングに立っていた。