プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)が所属ジムする大橋ジムの大橋秀行会長(61)は14日、横浜市内で来年2月頃とされる井上の次戦について言及した。
今年5月の中谷潤人(M・T)との東京ドーム決戦後、次期挑戦者の最有力候補となったWBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)とのマッチメークについて現状を明かした。現在、米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランキングで井上は1位、ロドリゲスは4位にランクされている
ロドリゲスがWBO世界同級王者クリスチャン・メディナ(26=メキシコ)との統一戦を目指しているものの、まだ対戦時期が明確になっていないのが現状。当初は今年10月とされていた統一戦の時期がずれればずれるほど、井上-ロドリゲス戦実現は難しくなる。
大橋会長は「こちらはバム(ロドリゲスの愛称)にこだわっていない。決まらないなら(井上は)フェザー級に上げることを考えている。フェザー級に上げたらスーパーバンタム級に戻ることはない」と説明した。
井上自身は7月末のイベントで次戦についてロドリゲスが最有力候補になっていることを認め、対戦時期について「来年2月頃」と口にしていた。海外メディアでは「来年3月頃」とも報じられているが、大橋会長は「3月説は僕は知らないが、3月も、まあまあある」と否定しなかった。
井上-ロドリゲス戦は数多くのビッグマッチを開催してきたサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が実現に向けて動いている。ロドリゲス陣営から「(井上戦の)オファーがない」との発言が海外メディアに取り上げられているが、大橋会長は「こちらが直接するわけではないから」とだけ口にした。
井上自らはロドリゲス戦が実現しなければフェザー級に転向する姿勢を示している。大橋会長は「バム戦(実現)のデッドラインは決めていない。井上本人とも話してやっているので。こっちは無理矢理やる必要はないと思っている」と強調した。
またフェザー級に転向した場合に挑戦する世界王者について、同会長は「4人の世界王者がいる。井上本人は誰でもいいと言っている」とのスタンスを代弁していた。

