プロボクシングWBC世界バンタム級1位那須川天心(28=帝拳)が15日夜、TBSラジオで放送された自身の冠番組「SCALP D presents 那須川天心のかんきもラジオ」に出演。27日に控えた同級王者井上拓真(30=大橋)との再戦に向けての心境を明かした。通常は生番組だが、世界戦が近づいたため、2週間前に収録されていた。
昨年11月の初対決と同様、会場は同じトヨタアリーナ東京となる。那須川は「今回は本当にみんなで応援してほしい。会場中が。前回、すごい声援でやられた感もある。ホントにたくさんの応援の声を出してもらえたら。みんなの声が本当に力になりますので」とファンのバックアップを期待した。ゲストには19日にRISE世界スーパーフライ級王座挑戦を控える弟龍心(20=TEAM TEPPEN)が登場。ともにリベンジマッチを控える兄弟が顔を合わせ、格闘技談義を繰り広げた。
龍心も同級王者大﨑一貴(30=OISHI GYM)との再戦を控える。那須川は「お互いリベンジマッチというテーマがある」と兄弟での共闘を掲げた。現在も毎週1~2回は一緒に練習し、軽めに兄弟スパーリングもしているそうだ。龍心は「前回(の井上戦の時)よりも全部パンチが硬い。削れてくるパンチ」と表現。那須川は「本当に前回と今回で本当に動きが変わっている。龍心も強くなっているけど、今回の方がやっても圧倒できるというかっていうのがある。自分が強くなっているんだなと思う」と手応えを口にした。
先に龍心が大崎との再戦を控えていることもあり、那須川は「彼が勝てばオレも勝つ。これは仕組まれているし運命だよね。全員ちゃんとやってきていると思うけれど、誠実に格闘技に向き合ってきたヤツが報われないとおかしいと思っている。これからの格闘技のためにも絶対にオレらは勝たないといけないなと思う。僕らが勝った方が面白いことになるかなと思う」とお互いにプレッシャーをかけあった。
特に那須川は「オレの悪い癖なんですけど」と前置きした上で、アスリート以外の目線でも思い悩むと明かした。「試合のことも考えるし、興行のことも考えるし、演出のことも考えるし、お客さんのことも考えるし、チケットのグッズのことも考えるし。すべての立場になっていろんなことを考えちゃう」。
自己プロデュースの意識が高い様子で「試合が組まれる=興行なわけじゃん。それをどういう演出というか、どうもっていくかとか。すべて考えてしまうのよ、もう。何でプライムビデオがついてくれているとか、興行を成り立たせるためにとか、このニュースの見出しにするためにはとか。記者会見あるからこういうことを言わなきゃとか。言わなきゃは思った感情を言うんだけど。いろんな人の顔が浮かんじゃうんだよね。1回だけじゃないからさ。お客さんが見てくれるし。お客さんを満足させないといけないし、オレは本当に人一倍強いと思う」と吐露した。

