プロボクシング前WBA世界ミニマム級王者でWBO世界同級1位の松本流星(28=帝拳)が新たな世界ベルト奪取へ、愛妻のリカバリー食で減量で疲労した肉体を回復させる。

27日、トヨタアリーナ東京で17勝(6KO)無敗の同級2位ラッセル・アコスタ(27=メキシコ)との同級暫定王座決定戦を控える。26日には東京ドームホテルで前日計量に臨んだ。リミットより200グラム少ない47・4キロでパスしたアコスタに対し、リミット47・6キロでクリア。「良いモチベーションでこられた。順調です」と自信の笑みをみせた。

WBAスーパー、WBO世界同級統一王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)存在により「(WBAの)セカンド王者という立場で、統一戦もできない。本物の世界王者になりたい」と6月1日にWBA王座返上を発表。他団体での世界王座獲得を目指し、WBO暫定王座決定戦の好機を得た。新たな世界王座挑戦へ「(WBO暫定王座ベルトが)目に見えているのでいずれなるというのはすごくワクワクしている」と口にした。

コラーゾが10月10日に予定していたWBA、WBC世界フライ級統一王者リカルド・サンドバル(27=米国)への挑戦を負傷でキャンセル。コラーゾが同級王座挑戦したと同時に暫定王者は正規王者に昇格することになっていた。現時点で不透明な状況だが、松本は冷静そのもの。「明日、負ければ、その話は気にできなくなる。明日勝つこと。明日の試合がなくなるわけではない。明日に集中してやるだけ」と口にした。

計量クリア後には8月8日に婚姻届を提出したばかりの依舞(いぶ)夫人(28)の用意したリカバリー食を口にすると明かした。アコスタ戦は結婚後初戦でもあるだけに負けられない1戦となる。強打のアコスタとの全勝対決。松本は「打ち合うのか、足を使ってさばくのか。自分の前回の(初防衛戦での判定勝ちという)反省点を含め、自分の殻を1個破りたい。いずれいかなくてはいけない場面も出てくると思う」と覚悟を口にしていた。