WWEが24年2月、新たに構想を発表したタイトルが存在する。「WWEスピード王座」で試合はボクシングの1ラウンドにあたる3分間が基本。WWEがX(旧ツイッター)と組んで始まった新たな「ブランド」でもあり、Xのみで配信されるという異色の王座となる。現在は初代女子王者を決める8人トーナメントが開催中。このトーナメント決勝がイヨ・スカイ-カイリ・セイン戦になる可能性が出てきた。

2日(日本時間3日)に準決勝1試合(3分1本勝負)が公開された。スカイがナオミと対戦し、2分36秒、ムーンサルト(月面水爆)で仕留めた。ナオミのスプリットレッグムーンサイトを回避した後、ダブルアンダーフックブレイカーからのムーンサイトで試合終了まで残り24秒で勝利を収めた。まずスカイが1人目の決勝進出者となった。

そして9日(日本時間10日)に公開予定の準決勝2試合目には、セインが登場。キャンディス・レラエと対戦する。ここでセインが勝利すれば、ダメージCTRL(コントロール)のユニットで盟友関係にあり、現在はWWE女子タッグ王座を狙っている2人がシングル戦に臨むことなる異例の展開となる。

国内プロレス団体の王座でも15分1本という短い時間で争われる王座は存在するが、3分1本は異例の短さだ。エキサイティングかつ早いペースの試合展開が求められるものの、SNSを活用している若者にとってはチェックしやすく、レスラーにとっても自らのスピーディーかつ激しい技を披露しやすい環境にある。 新たな試みとなるWWEスピード王座の女子初代王座をスカイとセインの日本人対決で繰り広げられることになれば、さらに大きな注目を集めることになるだろう。まずは準決勝となるセイン-レラエ戦の結果を待ちたい。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)