「K-1 WORLD GP 2015 70キロ初代王座決定トーナメント」(7月4日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)のスーパーファイトで、60キロ王者・卜部功也と対戦するコンスタンティン・トリシンが、インタビューに応じた。
-K-1出場が決まった時の心境を教えて下さい。
トリシン もう言葉に表すことが出来ないくらいうれしかったよ。僕は日本もK-1も大好きだからね
-トリシン選手は2008年にK-1 MAXに出場していますが、あの試合についてはいかがでしたか?
トリシン あれは自分にとってK-1で初めての試合で、対戦相手(大宮司進)もしっかり準備をしていて、とても強かったという印象が残っている。それでも自分が判定勝ちすることが出来て、観客のみんなもあの試合を楽しんでくれていたと思う
-トリシン選手が格闘技を始めたきっかけを教えてもらえますか?
トリシン 格闘技を始めたのは7歳の時で、父に格闘技を学べるジムを探して欲しいと頼んだんだ。今、自分は28歳で、人生のほとんどを格闘技・スポーツに費やしてきた。また自分はスポーツマンであり、コーチでもある。オデッサ国際大学ではスポーツ系の学部の教授もやっているんだ
-大学教授という顔も持っているんですね。普段の練習環境を教えてください。
トリシン 自分のコーチ=ウラジミール・ピシェニンと共にこの試合に向けて本格的な準備を続けている。1日のスケジュールは至ってシンプルで、朝食を食べ、朝のトレーニング、その後は大学での仕事を終えて、昼食を食べる。休憩を挟んで夕方のトレーニングを行い、夕食後は妻と娘との時間を楽しみ、最後はタイボクシングのコーチの仕事で1日が終わる。コーチとしては数名のチャンピオンを指導しているよ
-トリシン選手は自分がどんなファイターで、どこを日本のファンに見てもらいたいと
思っていますか?
トリシン 自分はエンターテインメント性の高い選手だと思う。日本のファンのみんなには、自分のいろいろなテクニックに注目してもらい、楽しんでもらえるとうれしいね
-対戦相手の功也選手にはどんな印象を持っていますか?
トリシン そこまで多く彼の試合を見たことはないけれど、いろいろな話を聞く限り、とても強く良い選手のようだね。相手にとって不足はないよ
-功也選手は「自分の顔にパンチを当てられる選手と戦いたい」と言っていますが、その発言についてどう思いますか?
トリシン コウヤはそんなことを言っているのかい? もしコウヤが顔を殴られたことがないのなら、今回の試合で殴られることがどういうものかをたっぷり味わわせてやろう
-久しぶりのK-1参戦でどんな試合をしたいですか?
トリシン みんながあっと驚くようなテクニックでエンターテインメント性の高い試合をお見せするよ。観客のみんなには自分の試合を楽しんでもらえるとうれしいね
-今後もK-1で戦いたい、K-1で活躍していきたいですか?
トリシン もちろんだよ。このチャンスでいい印象を残して、将来のチャンスにつなげたいね
-今回はスーパーファイトでの出場ですが、K-1のタイトルを取りたいという気持ちはありますか?
トリシン それは愚問だよ(苦笑)。なぜならK-1のチャンピオンになることはずっと昔からの夢だからだ
◆コンスタンティン・トリシン 1986年(昭61)9月14日、ウクライナ・オデッサ生まれ。17戦16勝(4KO)1敗。170センチ。Chaptain Gym所属
入場料金など詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。