ボクシングのWBC世界ミドル級4位村田諒太(30=帝拳)が世界挑戦を見据えた準備に入る。1回TKO勝ちした元WBC米大陸同級王者タドニッパ戦から一夜明けた24日(日本時間25日)、試合が行われたホテルで「1歩なのか、半歩なのか、世界に近づいたと思う」と手応えを口にした。

 陣営はWBO世界同級王者サンダース(英国)をターゲットに世界挑戦の機会を探る方針。村田は世界戦の12回は未経験とあり「フルラウンド動けるスタミナは重要になる。練習の中で作っていきたい」と課題を挙げた。(米ラスベガス=奥山将志)