ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級2位村田諒太(帝拳)が12日、31歳の誕生日を迎えた。都内のジムで汗を流し、「30歳はインパクトありましたが、今年は薄いですね」と言いながらも、「集団を大切に。周りに感謝の気持ちを持つ」と誓いを述べた。
集団という発言が実に村田らしい。きっかけは先日テレビ番組で対談した心理学者の話。強盗殺人を犯した犯罪者でも「殺すつもりはなかった」と言い訳をする理由を、人間が昔から集団でしか生きてこなかったから、そこから外れることを危ぶむ防衛本能によるものと説かれたという。「もう大人だし、集団の大切さは分かりますよ」と理解した。だから、感謝だ。
競技以外への関心が深い村田らしい抱負。「ミドル級などの重い階級はこの年くらいからがピーク。僕もそう」。早ければ春にも世界初挑戦の可能性がある勝負の年は、周囲を喜ばす結果を目指す。

