GHCヘビー級王者拳王(33)が清宮海斗の挑戦を退け初防衛を果たした。

 昨年12月22日にベルト奪取した拳王は、この日もほぼ満員の観客を集めた。拳王コールが清宮コールをかき消した。開始18分には、拳王がとどめのフットスタンプにいったところに、清宮が下からドロップキックをカウンターで放ち、拳王は腹をかかえてもん絶。さらにドラゴンスープレックスで、カウント2・8の大ピンチもあった。それでも20分過ぎに非情のハイキック攻撃がさく裂。頭部への左右のハイキック3連発で、清宮を蹴り倒すと、そのまま清宮が動かなくなり、レフェリーが試合を止めた。

 試合後は、拳王が優勝したグローバルリーグで唯一黒星を喫した宮本が挑戦を表明した。拳王は「宮本の前に、丸藤、何で上がって来ない? ノアの選手はどうした?」とノア生え抜きの選手を挑発した。また、「今現在だけノアより力のある団体(新日本)が武道館開催を決めたが、武道館に1番思い入れのある団体はどこだ? このオレが、プロレスリング・ノアを武道館に連れて行く! オレについてこい!」とファンに呼びかけた。