ボクシングWBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が、雑草魂で日本人初の中国で防衛を目指す。27日の中国・青島でのV2戦に向け、24日に日本を出発した。世界戦3試合目で初めて、トランクスなどメーカー提供を受けた。黒地に黄色のライン。初の特注シューズには、かかと外側に「雑草」の文字を入れた。

 木村は中3で地元の埼玉・熊谷のジムに通い始めたが、高校に入るとすぐに遊びに走った。地元でバイト生活に物足りなさを感じて23歳で一念発起。上京してプロを目指した。ついに世界をつかんだが、たたき上げの雑草という気持ちを忘れないための2文字だ。漢字なら日本以上に人気のある中国人にも通じる。「気持ちは伝わるはず。熱い応援は心強い」と期待する。

 前日に熊谷で国内観測史上最高の41・1度を記録した。「ある意味うれしい。ボクも日本人初の中国での防衛で、歴史に名を残したい」。暑さも励みにした。