ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が30日、今秋開幕のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に備え、静岡・熱海合宿をスタートさせた。

 WBSS1回戦となる元WBAスーパー王者の同級4位フアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)との初防衛戦(日時、会場未定)を想定し「体力勝負になる」と自己分析。3泊4日の日程で、階段、坂道砂浜のダッシュなどの1日2部練習で肉体をいじめ抜く。対戦決定後、パヤノの動画を2試合ほどチェックしたという井上は「ラフファイトする部分があるので、そういう戦いになったとしてもしっかりと耐えられる準備をしたいと思います」と意識を高めた。

 初日は、9月11日に東京・後楽園ホールでWBC世界バンタム級挑戦者決定戦を控える弟拓真、日本スーパーライト1位となる、いとこの浩樹(ともに大橋)とともに階段、坂道だけで計8キロのダッシュや走り込みに臨んだ。20日にモスクワで開催されたWBSS組み合わせ抽選会でパヤノとも対面。過去の世界戦とは違い、早い段階から挑戦者と顔を合わせたことで「身長もそんなに変わらないですし、イメージしやすいですね。より一層イメージトレーニングしやすい」と黙々と過酷なメニューに取り組んだ。なおパヤノとの初防衛戦の詳細は8月上旬に発表される見込み。