ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、米ラスベガスの中心地に現れた。20日(日本時間21日)に同地で行われる同級3位ロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦のために13日から現地入りしているが、いち早くお披露目されているのが、通称ストリップ通りの交差点に設けられた巨大な電光掲示板。開催週に入り、「MURATA」の名前と写真で通行人の耳目を引いている。

会場となるパーク・シアターは再開発された最新スポットに建ち、こちらも会場外の電光掲示板で試合の宣言がされている。村田の試合後には、クリントン夫妻のトークショーや、レディー・ガガ、エアロスミスのライブも控えるカジノ直結の劇場になる。

村田は16日(同17日)、ラスベガス市内の元3階級王者ホルヘ・リナレスのジムで2日連続の練習。同門の助けを借り、「減量は予定通り。早く落ち過ぎないように注意するほどで、1日あればリミットに落とせる」と順調な最終調整を進めた。