08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(31)が12月1日(日本時間2日未明)、セルビアで開催される総合格闘技興行SBC(セルビア・バトル・チャンピオンシップ)19大会で、同団体ヘビー級王座戦に臨む。

11月30日には王座を争うベテランのトニー・ロペス(44=米国)とともに同地で前日計量に出席。ウエストポーチを装着したまま体重計に乗り、112キロでクリアした。13年12月に日本でIGF王座を奪取して以来、そして海外では初のベルト奪取に臨む石井は「心身ともに調子に乗ってます」と自信を示した。

強力セコンド陣で王座を狙う。ミルコ・クロコップのセコンドにも入るヘッドコーチ格のサシャ・ミリンコビッチ氏、打撃面を指導するクリスティアン・ペイシャ氏、メンタル面を支えてくれるビクトレン氏の3人をそろえた。対戦するロペスは61勝29敗の戦績を誇るため、サポート体制を万全に整えた。

総合格闘技ルールの試合では10月13日のスタンブラウスカス戦での一本勝ち以来に続く3連勝を狙う。試合展開についてのイメージを膨らませ「試合はウニヒピリ(内なる自分)との共同作業になります。どのように倒すかはウニヒピリに任せています」とクールに燃えていた。

翌週の12月9日には打撃のない組み技(グラップリング)イベントの英興行ポラリスに初参戦。ポラリス8大会(ウェールズ)で、ダン・ストラウス(27=英国)と無差別級スーパーファイトで対戦する。さらにを12月14日開幕の柔術のNO-Gi(柔術着なし)世界選手権(米アナハイム)にもウルトラヘビー級で出場する。総合格闘技、グラップリング、柔術と3週連続で大会出場を控える石井にとって、初戦のSBC王座戦は負けられないファイトになる。