東京・日出高3年時に高校総体を制覇した早大生ボクサー岩田翔吉(22)が米国の地でプロデビュー戦を飾った。ジョエル・バミューズ(29=米国)と拳を交え、4回2分44秒、TKO勝ちを収めた。

早大カラーとなるえんじ色のトランクスでリングに立つと、序盤から強烈な右拳でぐいぐいと押し込み、3回終了間際にはコーナーに追い詰めての右ストレートでダウンを奪取。4回にも逃げるバミューズを追い詰め、強烈な右からの左フックを打ち抜き、そのままレフェリーストップ勝ちとなった。セコンドには、年末に初防衛戦(東京・大田区総合体育館)を控えるWBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(伴流)、その伊藤を担当する米在住の岡辺大介トレーナーが入り、岩田を支えた。

岩田は高校時代、3階級制覇王者の現WBOフライ級王者田中恒成(畑中)、年末にWBC世界バンタム級暫定王座決定戦を控える同級5位井上拓真(大橋)に勝利して高校総体を制している。