ボクシング前WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が「変身」した姿をみせた。
7月12日にエディオンアリーナ大阪で、昨年10月に米ラスベガスで判定負けを喫した現王者ロブ・ブラント(38=米国)との再戦を控え、9日には都内の所属ジムで約2時間のジムワーク。村田は「前と同じ試合したら負ける訳ですから。勝つためのボクシングをする。リベンジする自信はありますので」と「変身」の意識を高めた。
練習環境も変わった。元3階級制覇王者ホルヘ・リナレスの弟で元日本ミドル級1位のカルロス・トレーナー(30)とのミット打ちなどを消化した。ベネズエラ人独特のリズムを持つ身長188センチの新ミット打ち担当トレーナーの動きに合わせて的確なパンチがヒット。ブラント戦に向け、メイン担当の田中繊大トレーナー(47)とともに2人体制のサポートを受ける。
村田は「体がデカいのでカルロスとうまくミットやっていて。日に日にうまくミットをやってくれる。繊大さんも見てくれて。良い感じで追い込んでくれて集中できます」と歓迎した。
多彩にパンチを繰り出し、スピードも意識した動きをみせ、パンチ後も体が流れることなく、スムーズにパンチを出せている手応えがある。
村田は「バランスはいいと思う。いいと思ってやっていましたけれど、間違ったバランスでやっていたので。悪い試合を見直して反省しているところはしている。最悪な試合をした分、やることは分かっている」とうなずきながら口にした。
4月28日から過去にも練習パートナーを務めたWBC世界スーパーウエルター級9位パトリック・デイ(26=米国)を呼び、既に20回のスパーリングを消化。デイは「すべてが変わったボクサーになった。次は必ずブラントに勝つでしょう」と分析した。さらに今回は米プロモート大手トップランク社から推薦された3人の新パートナーが順次来日する予定。新スパーリング相手と拳を交えることも村田にとって「変身」への大きな刺激になりそうだ。
「(ブラントに似た)スピードのある選手と聞いているし、トップランクが選んでくれているので。今のスパーリングは前の試合前とは比べものにならないほとの内容になっている。いいものをつかんでいる」と自信に満ちた表情を浮かべていた。

