ジュニアヘビー級の祭典ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのBブロックで、ユニット「ロッポンギ3K」のロッキー・ロメロ(36)がメインイベントでシングル初勝利を挙げた。

無傷の5連勝中だったエル・ファンタズモと対戦、28分38秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを奪った。場外戦で優位に立ちながらも、ファンタズモのキック技、反則技などで追い詰められた。何とか2カウントでしのぐと試合時間も、残り2分を切った。引き分けムードが漂う中、最後のチャンスを逃さなかった。ファンタズモの左腕を捕獲し、腕ひしぎ逆十字固めで絞めあげ、ギブアップ勝ち。「棚橋(弘至)じゃあないけど、愛してます!」と満員の後楽園ホールからわき起こったファンの声援に感謝した。

初来日から17年目で体験するメインのシングル戦初白星。同じユニットのSHO、YOHから祝福を受けたロメロは「新日本に上がってから17年ぐらいになるが、オレがシングルで、このジュニアの中でもトップと思われるファンタズモに勝つことができたんだ。世界中から応援してくれるファンのおかげ。今日も全身全霊で戦うことができた」と感慨に浸っていた。