元SPEEDの今井絵理子参院議員(37)がディーバになるかもしれない。

全日本プロレスのヨシタツ(44)が、今井氏の息子で、昨年12月にプロデビューした礼夢(16)とのシングルマッチで勝利。勝った時の条件「母のヨシタツキングダム入り」と「ディーバになること」を改めて要求した。

勝利後、マイクを取ったヨシタツは、会場に姿を見せなかった今井氏に届くように「夜、ツイッターのアカウントを使って自分にお返事をお聞かせ下さい。もう既に礼夢はディーバにサインしています。後は今井先生のお返事待ちです」と叫び、会場を後にした。

礼夢のあこがれるWWEに所属していたヨシタツ。「日本でやるのは初めて」という当時の紅白の顔で登場し、思いに応えた。身長差約20センチ、体重差約30キロ、28歳年下の礼夢にも容赦しない。「もっと来いよ」とエルボーを軽く受け止め、強烈な蹴りや、ボディスラムで優位に立った。楽勝かと思いきや、最後の逆エビ固めを返され、とっさに必殺の絞め技、ヨシタツファンタジーを出す羽目になった。「正直言って思っていたよりもやるなと。若手にはいつも逆エビ固めで終わらせるが、仕留められなかった。張り手もすごく効いた」と力を認めた。

7月に礼夢からオファーを受けたヨシタツは「普通に戦っても面白くない」とし、すでに調印式などで条件を提示してきた。「僕が勝ったら母の今井絵理子参院議員にヨシタツキングダム入りしてもらい、ディーバになってもらう」と要求。「ヨシタツが考えた今井絵理子先生」というディーバのイラストも披露している。チェックのミニスカートの下はTバックを想定し、礼夢を困惑させていた。今井氏からサインは得られていないが「試合まで待って下さい」との言葉をもらっている。この日勝利したことで「俺と男性SPEEDファンは信じていますので、お返事お待ちしています」としつこくオファーした。

果たしてオジサンたちの夢はかなうのか。「肩書も考えないといけないな」と胸躍らせながら今井氏の回答を待っている。【松熊洋介】

◆ディーバ 日本のプロレス界では、「セクシーな衣装を着た女性のセコンド」などの意味で用いられることが多い。試合に介入することもある。現在は、新日本プロレスのタイチのディーバ、あべみほが有名。