世界タッグ選手権試合の前哨戦となったセミファイナルで、挑戦者の羆嵐(くまあらし、31)、土肥こうじ(31)組が、第89代王者の芦野祥太郎(32)を卑劣殺法で粉砕した。

タッグ王者の相方、諏訪魔は第4試合に出場したため、若手の田村男児(だん、22)と組んだ芦野を、序盤から2人がかりで踏みにじった。

早々に場外戦に持ち込むと、鉄柱やエプロンに頭部を何度も打ち付ける暴行。場内に戻ってからも審判の目を盗んでは、試合権お構いなしに攻撃を続けた。最後は土肥が田村に「人殺しラリアット」を放ち、3カウントを奪取。試合後もやりたい放題の2人は、レフェリーの制止をはねのけて芦野をいたぶり、強奪したベルトを掲げて勝ち誇った。

2人合わせて227キロを誇る巨漢タッグ「土肥羆」が猛威を振るう。昨年12月の世界最強タッグ決定リーグ戦は惜しくも優勝を逃したが、準決勝では現世界タッグ王座組を完封。この日も同様に王者を圧倒し、土肥は「前哨戦は完勝で当日を迎える。楽しんじゃおう」と目を光らせた。選手権試合は、2月23日の後楽園大会。それまでに、戦意とプライドを喪失させる構えだ。