前WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(32=ワールドスポーツ)が再起戦を飾った。昨年11月、オーストラリア・シドニーでティム・チュー(オーストラリア)との世界ランカー対決に敗れて以来、約7カ月ぶりのリングで、日本ミドル級1位ワチュク・ナァツ(24=マーベラス)との再起戦に臨み、3-0(96-94×2、98-93)の判定勝利を飾った。

ナァツの積極的な攻撃を浴び、5回には強烈な右アッパーを浴びながらも真っ向勝負。7回には右強打などで競り合い、最終10回には激しい打ち合いもみせ、勝利をもぎ取った。

勝利後、リングで「また上を目指して頑張りたい」と意気込んだ井上は、スーパーウエルター級ランクでIBF15位。負けたチューが世界挑戦を控えており「自分がどれぐらいの位置にいるかが分かる。また世界ランカーと試合ができたら。それが1番うれしい」と希望を言いつつも「落ち着いた戦い方はできたが(再び世界へ)リスタートと言える感じにできなかった」と反省も忘れなかった。

ナァツとは20年11月以来、約1年7カ月ぶりの再戦で前回に続く判定撃破。井上は「(ナァツは)めちゃくちゃ良い選手。柔らかく気持ちも強かった。(5回の)右アッパーも狙っていて良くなっていた」と敬意を表していた。