元IWGP・USヘビー級王者のSANADA(34)がタイチ(42)との元全日本プロレス対決を制し、リーグ戦初勝利を挙げた。
これまでのシングル対戦成績は2勝1敗。ユニットは違えど「タイチ兄やん」と慕う相手と、真っ向勝負を演じた。
試合中には相手の技を受け、今春に眼窩(がんか)底を骨折した左目を気にする場面もあったが、技の読みあいでまさった。最後は16分1秒、タイチが繰り出した横綱式かちあげエルボーをかわすと、1度は防がれてしまったオコーナーブリッジを決めてフォール勝ちを収めた。
バックステージでは氷のうで左目付近を押さえながらも、「このリングでタイチ兄やんとやったことがすごく意味がある」と、その眼に充実感をにじませた。「さなやんには敵わん。そろそろ優勝したらどうだ」と、タイチからは背中を押された。全日本の3冠ヘビー級王座が統一された“聖地”で、成長を示してみせた。
今年2月には棚橋弘至を破り、新日本プロレスのシングル初戴冠も、左目のケガで1度も防衛戦を行うことなく返上。涙をのんでいる。「今年は俺の年にします」。G1初制覇で、今度こそ夢をつかんでみせる。

