人気格闘家、朝倉未来がプロデュースする1分1ラウンドの格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン=BD)」の第7回大会が19日、千葉・幕張メッセで開催される。

プロ格闘家にとどまらず、人気ユーチューバーやタレントなど多数の著名人が出場し、異色の格闘技イベントとして一大ムーブメントを起こしてきた。今大会は、過去最多となる2600件の応募から選ばれたえりすぐりのファイターたちが出場する。ニッカンスポーツ・コムでは、その中でも話題沸騰の4選手を紹介。第2回は、元プロボクシングランカーの飯田将成(37)。

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-大会目前。現在の心境は

飯田「やるだけ。前回は負けてしまったので、今回はKOするところを見せたいです」

-初出場となった5回大会(昨年7月)は18秒KO勝利の衝撃デビュー。第6回大会(同11月)は元アウトサイダー王者の啓之輔に逆転負けも、先制のダウンを奪取。BDのエースとも呼ばれる存在になった

飯田「特に意識したことはないです。エースとは思ったことはない」

-今大会では7戦6勝の“ミスターBD”こと川島悠汰と対戦。BD最強対決と注目される

飯田「注目されることはうれしいですけど、自分自身エースという感じで受け止めてはいないので、いつも通り、試合で勝負出来ればと思う。川島選手が殴ってきてくれれば、僕も殴って倒すだけですね。1分以内にどっちかが倒れる『けんかファイト』になれば面白いかな」

-会場は過去最大規模の幕張メッセ

飯田「会場についても意識したことがない。小さくても大きくてもやることは一緒。うれしくなったり緊張したりするということはないですね」

-BD出場を決めたきっかけは

飯田「自分が出たら面白くなるだろう、と。1分1ラウンドというのもあるので、盛り上げられるかなと思いました」

-06年に20歳でコパン星野ジムからプロボクシングデビュー。ウエルター級で10位にランクインするも、11年にボクサー資格停止処分を受けた。22年5月に名古屋のアマチュアキックボクシング大会「BRIDGE」で第2代ヘビー級王座を獲得。表舞台に復帰するのに約10年間のブランクがあった

飯田「29歳くらいまではプロ復帰を目指していろいろなジムにかけあったりしてもがいていましたが、やはりボクシング界は厳しいので戻るのは難しかった。でも、ベルトが欲しいという思いはずっと諦められなかったんです。アマチュアのキックならできるんじゃないかと思い、自分のジムでユーチューブなどを見ながら独学で練習し、これまで6戦くらいに出場しました。グダグダやっている間に36歳になってしまったんですけど、去年王者になりました」

-どうしてそこまで格闘技で生きていくことにこだわったのか

飯田「僕は幼稚園の頃は園から脱走したり、小4の時からたばこを吸っているような『わんぱくぼうず』でした。学生時代もフラフラと生きていたんですけど、ボクシングを始めて更生したというか、初めて熱くなれたスポーツがボクシングだったんです。でも一番体が動く時期に無期限停止処分になってしまったので、その悔しさから諦められなかった。チャンピオンになるまでは終われないな、と」

-BDでの今後

飯田「負けてしまったので、リベンジしたいという思いがある。挑戦もしていきたいですね。今後はプロの世界に行くかもしれない。他の目標ができるかもしれない。そこは、とりあえず試合に勝ってから考えたいです」

-RIZINに出場するといううわさもあった

飯田「興味ないですね。RIZINに興味がないと言ったら語弊があるかもしれませんが、僕はBDも1つの格闘技団体だと思う。格闘技で試合をする以上は『どこの団体』とかは僕にとってあんまり関係ないです。RIZINはすごいと思いますけど、BDも1番人気の舞台。とりあえずBDで(啓之輔に)リベンジするまでは終われないですね」

 

◆飯田将成(いいだ・まさなり)1986年(昭61)1月23日生まれ、岐阜県岐阜市出身。06年4月にプロボクシングデビュー。11年3月の試合後に暴力的な行為をはたらいたとして無期限のボクサー資格停止処分。日本ランキング最高位はウエルター級10位。引退後は愛知・一宮市にジムを開業し、トレーナーとして活動。趣味はチャンネル登録者数約40万人を誇るユーチューブチャンネルの更新。178センチ。