総合格闘技女子「DEEP JEWELS 40」(18日、東京・新宿FACE)で新潟県在住の鈴木“BOSS”遥(28、SAI-GYM)がプロデビューする。フライ級(5分×2回)でMANA(blooM)と対戦。28歳の遅咲きファイターが覚悟を決めてプロの道に入る。ミクロ級(5分×2回)では、ちびさいKYOKA(25、SAI-GYM)がプロ2勝目を懸け、こゆき(京都政拳会)と対戦する。

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鈴木は決意を口にした。「勝つしかない、絶対に勝つぞ、そんな気持ち」。相手のMANAはプロ2戦目(1敗)。「柔道の経験があるようなので簡単につかませない」と得意の打撃を軸に戦い方を思考する。

プロ転向は「年齢がきっかけになった」。アマで4戦(2勝2敗)も、プロで戦うことに戸惑いがあった。ただ28歳になり、体力的な問題、技術の吸収、経験値が頭をよぎった。「あと何年できるかと考えた時、今やるべき」と決断した。

運動能力は高い。長岡大手高、新潟医療福祉大でハンドボール部に所属。「その影響もあってパンチのフォームはいいし、力もある」。SAI-GYMの横山朋彦代表(44)はセンスの良さを買う。入門3年。75キロあった体重は60キロに落ち、普段からそのラインをキープする。

普段は理学療法士としてクリニックに勤務。「職場のみなさんも応援してくれる」と笑顔を見せる。デビュー戦決定後、自らスポンサーを募った。集まった9社のロゴがコスチュームに入る。「私だけの試合ではない。かっこいいところを見せたい」。応援を力に、プロの1歩を踏み出す。【斎藤慎一郎】

◆鈴木“BOSS”遥(すずき・ぼす・はるか、本名すずき・はるか)1995年(平7)1月12日生まれ、三条市出身。大崎中ではバレーボール部。長岡大手高ではハンドボール部で2、3年時に全国高校総体出場。新潟医療福祉大でもハンドボール部に所属し、ゲーム主将を務めた。20年11月にSAI-GYMに入門。DEEP JEWELSのアマチュア戦で4戦2勝2敗。164センチ。

▼ちびさいはプロ4戦目で初勝利を挙げた昨年9月のジャカ季美香(SONIC SQUAD)戦に続く2勝目を狙う。相手こゆきはデビュー戦だけに「今回は勝たなければならない」。初勝利後、柔術の4大会に出場し1大会で優勝もした。これまで打撃戦中心だったが寝技と組技を磨いた。「1勝するまでは勝つイメージがなかったが自信を持って戦えるようになった」と手応えを感じ、リングに立つ。