プロボクシグWBA世界バンタム級王者の井上拓真(27=大橋)が1日、神奈川・座間市役所で先月20日に発表されていた同市民栄誉賞を授与された。佐藤弥斗市長(53)から市民栄誉賞の賞状と記念品として座間市マスコット「ざまりん」の特注トロフィーを手渡された。14年5月に受賞した兄尚弥(30)に続き、2人目となる同市民栄誉賞だという。

元WBC世界同級暫定王者の井上は先月8日、東京・有明アリーナで元WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との同級王座決定戦に臨み、3-0の判定勝利を挙げて世界王座に返り咲いていた。井上は「今の目標である4団体統一に向け、1本目をしっかり取ることができました。まだまだ満足していないし、偉大な兄(尚弥)の背中を追いかけ、4団体統一の目標を成し遂げたい。これからも精進して1本1本ベルトを集めていきたい」と抱負を口にした。

前4団体統一同級王者の兄は18年5月から22年12月まで約4年7カ月かけて4本のベルトを統一している。まだWBC、IBF、WBOの同級王座は空位のままだが、井上は「兄より早く、いけたらいきたいですね。タイミングはあると思うが、ゆくゆくは統一戦をやっていきたい」と強い決意を口にした。ソリス戦で負傷した偶然のバッティングによる左目上カットは順調に回復。痛めた右拳の回復を待ちつつ、近日中に本格的なジムワークを再開する予定だ。

今秋に予定される初防衛戦に向け、井上は「ソリス戦の反省点はいろいろあるので、勝ちに徹しつつ、見せる部分も意識しいきたい。ディフェンスはもうできる。あとは相手にダメージを与えていくスタイルも取り入れていきたい」と意気込んでいた。