日本スーパーライト級王者藤田炎村(28=三迫)が2度目の防衛に成功した。同級6位関根翔馬(37=ワタナベ)の挑戦を受け、4回1分24秒、TKO勝ちを収めた。3回に左フックからの右ストレートでダウンを奪うと、4回には右フックでダウンを追加。さらに立ち上がってきた関根に対し、右フックを浴びせて3度目のダウンを奪ったところでレフェリーストップとなった。8月の初防衛戦で大野俊人(石川ジム立川)に3回TKO勝ちして以来のリングで、4試合連続KO勝利を挙げた。
早大ボクシング部からリクルートに入社し、営業マンとしての「顔」もある藤田は「今年いっぱいで会社を退職します。今の僕だと世界に口をしてはいけない。自分に革命を起こさないといけない。24時間、ボクサーとして生きて行きます。会社のみなさん、6年間ありがとうございました」とリング上で表明。ボクシングに専念する意向を示した。
スーパーライト級は世界でも選手層が厚く、簡単に世界挑戦できない現状がある。来年以降は海外修行も含め、競技だけに打ち込む環境をつくるという。藤田は「この国を超えて勝負していきたい」と強調した。ただ今回の関根戦に関しては、ジャブから全力で打ち込むほどパンチに力みがあったこともあり、椎野大輝トレーナーからも「変化が乏しかった」と厳しい評価。所属ジムの三迫貴志会長は「70点ぐらい。目指しているのは高いところ。課題はあるが、コンスタントに今年3試合できたし、この試合は今後のキャリアで十分に生きると思う」と分析した。
来春、最強挑戦者を迎える春の祭典チャンピオンカーニバルに出場する。指名挑戦者となる同級1位李健太(28=帝拳)を3度目防衛戦で迎え撃つことになる。来年4月にも予定される李とのV4戦に向け、藤田は「今日の内容だと…。次の期間で椎野トレーナーと一緒に自分のボクシンングを考えていきたい」と口にしていた。

