WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の同級6位川浦龍生(30=三迫)が新王者となった。

同級王者大橋哲朗(25=真正)に挑戦し、11回2分5秒、TKO勝利を収めた。右ジャブからのワンツーで攻めるスタイルを中盤から接近戦で崩されたものの、終盤に入って疲労のみえた大橋にワンツー、左ストレートを次々とヒットさせて反撃。最後は連打から左を打ち込んだところでレフェリーストップに追い込んだ。

昨年6月、日本同級王座決定戦で敗れて以来のタイトル挑戦。待望のベルト奪取に成功した川浦は「絶対に勝たないといけないと応援が力になりました。最初は調子良かったのはいつものこと。途中で負けるのではないかという空気があったと思う。三迫ジムで自分の弱いところから巻き返し、ストップまで持っていけた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

中盤の王者大橋の接近戦に苦しむ時間帯も多かったが「相手が僕の苦手のところ突いて、近くで圧力できた。しんどくなるなと思ったが、そこを乗り越えられた。すごく自信になりました」と笑顔。同門の先輩となる世界ランカー中川健太(39=三迫)が保持しながらも今年4月の防衛戦で大橋に敗れて王座陥落。先輩のリベンジを果たせたことに「僕は昨年、日本王座決定戦で負けていた。それは僕が三迫ジムに移籍し、中川さんに(日本王座を)返上していただいて王座決定戦になったが、僕が負けてしまった。もともと中川さんが持っていたWBOアジア・パシフィックのベルトなので、2度目のチャンスで絶対に取るという気持ちでした。いろいろアドバイスもいただいていたので勝っておかえしできました」と感謝した。

もちろんタイトル奪取は通過点に過ぎない。川浦は「とりあえず1試合1試合、会長とジムに決めていただいた試合をこなし、夢である世界王者を目指していきたい」と強い決意を口にしていた。