ボクシング前IBF世界ミニマム級王者で現同級4位の重岡銀次朗(25=ワタナベ)が「リベンジロード」で連勝を狙う。24日、インテックス大阪で同級王者ペドロ・タドゥラン(28=フィリピン)に挑戦する。昨年7月に9回TKO負けを喫して以来、約10カ月ぶりの再戦に向け、15日に都内の所属ジムで練習を公開。2回途中に右眼窩(がんか)底を骨折し苦戦を強いられてTKO負けした重岡銀は「正直な気持ちはKO。みんなに『狙うな』と言われるが、隙があれば倒したい」とお返しとなるKOリベンジを誓った。
同興行をプロモートする元世界3階級制覇王者亀田興毅氏は「(重岡は)ここをクリアして統一戦の路線に。行けるだけの力はある」との方針を明かした。さらに今年3月、重岡の兄優大(28=ワタナベ)が敗れたWBC世界同級王者メルビン・ジェルサレム(31=フィリピン)の名前を挙げて「兄の敵討ちでジェルサレムとの統一戦も。しっかり勝って4団体統一してほしい」と、兄弟のプライドを背負ったリベンジロードを設定。プロ初黒星からの再起を目指す重岡銀も「これに勝った後にはやりたい選手、強い選手がいるので1人1人倒していきたい」と強い決意を示した。
タドゥラン戦に備え、軽めの内容も含めればスパーリング数は通常の2倍近くとなる計200回に到達しそうだという。15日からフィリピン人練習パートナーも到着し、実戦練習の総仕上げに入る。担当する町田主計トレーナーは「内容は言えないが、もちろん秘策はある。タドゥランにはまるはず」と自信の表情。ミニマム級最強を目指し、重岡銀がリベンジロードを突き進む。【藤中栄二】

