東日本ミドル級新人王(準々決勝4回戦)で、ドラマ時代劇「水戸黄門」の格さん役などを演じた俳優伊吹吾郎(79)の孫、伊吹遼平(29=三迫)は初戦敗退となった。デビュー戦となったジュディ・クレッグ(29=リングサイド)と拳を交え、0-2(38-38、37-39×2)の判定負け。3度目の東日本新人王エントリーで、最後の挑戦だった。
伊吹は「負けは負けなので何も言うことはないです。判定結果を聞くまでは正直、勝ったかなと。どこでポイントを取られていたのか。負けを聞いた瞬間、見栄えが悪かったのかなと。印象の強さで負けたのかな」と言葉少な。身長は189センチのクレッグに対し、178センチと11センチ差もあった。接近戦からボディー攻撃を仕掛け、効かせていた手応えもあったという。伊吹は「すべてではないが、やろうと思ったことは出せた。ボディーも練習でやっていたこと。無理に上を狙うよりはボディーで攻め立てる作戦だった」と振り返った。
この日、祖父の吾郎も2戦連続で応援に駆けつけてくれた。伊吹は「そもそも勝ち姿をみせたかった。新人王制覇する姿をみせたかった。少なからず注目してもらっているのは祖父のおかげ。その恩を返すのは勝利しかないと思うので」と悔しそうな表情を浮かべた。あと1勝すればB級(6回戦)に昇格できる立場でもある。伊吹は「とりあえず今後のことは考えていないですね。引退するということも現段階では考えていない。やれるというのが自分の中にあったので。もう1度、一から。何も言えない状況ですね」と言うにとどめていた。

