プロボクシング日本フライ級王者永田丈晃(27=協栄)が過去最高の実戦トレ量で初防衛成功を狙う。12日、東京・後楽園ホールで同級1位野上翔(24=RK蒲田)の挑戦を受ける。11日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者そろって100グラム少ない50・7キロでパスした。三迫ジム興行のダイヤモンドグローブのセミファイナルに組まれた。
今年4月、日本同級王座に返り咲いた永田にとって初防衛戦は「鬼門」。23年4月に同王座を初戴冠したものの、初防衛に失敗している。永田は「前回すぐに王座を失ったのでちゃんと防衛したい。1戦1戦、特別な試合になる。しっかりと勝たないといけない」と気持ちを引き締めた。野上戦に備え、計191ラウンドのスパーリングを消化したと明かし「スパーだけで過去最高です」と調整段階での自信をのぞかせた。
一方、挑戦者の野上はプロ6戦目でタイトル初挑戦となる。名門の拓大ボクシング部で主将を務めたトップアマ。「勝つ気しない。通過点だなと思います」と冷静そのもの。今年1月から1カ月に1度、2泊3日の日程で山梨県合宿を実施。毎回、計20キロにのぼる走り込みを行い、スタミナ強化してきた自負がある。野上は「勝つことだけ考えている。勝たないと次のステージにいけないので、勝つことこだわりたい」とベルト奪取へ、集中力を研ぎ澄ませていた。

