東前頭7枚目の遠藤(24=追手風)が、1敗で優勝争いの輪に加わる同12枚目の勢(28=伊勢ノ海)との「人気力士対決」に敗れ、星を5勝5敗の五分に戻された。
突き、押しで小気味よく攻める相手の速い動きに足がそろい、土俵中央でバッタリと手を付いた。3秒7のあっけない、はたき込みで敗れた一番に、しばらくは何を聞かれても無言。ここまでの対戦成績で3戦全敗だった相手に対し「どこを意識して臨んだか」という問いにも、しばしの沈黙後に「別に…」と目を閉じて返すだけだった。
時間が経過し、まげを結い終わるころには、やや平静を取り戻した様子。五分の星で残り5日に勝ち越しをかける状況に「気持ちを切らさず1日1日、集中して頑張ります」と静かな口調で、終盤戦の土俵を見据えていた。

