東前頭11枚目遠藤(25=追手風)は「右足関節捻挫」の診断書を日本相撲協会に提出して休場。このまま再出場がなければ、十両への陥落が決定的となる。
かたくなに出場にこだわってきた遠藤が、ついに決断した。6日目の取組が終わって病院から帰った15日夜、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)と話し合った。敗れた初日の夜は拒んだ「休場」を受け入れた。再出場はしない。春場所での十両転落が確実となった。
やはり限界だった。先場所前に痛めた右足首を、今場所前に再び痛めた。師匠は「それが大きい。順調に治っていたが、そこでまたやった。本人も自分も、十分やれるかなと思っていたが…」。前に出られず、勝った1番も相手の足が流れたもの。弱音を吐かない意志の強さとは裏腹に、痛々しい相撲が続いていた。
休場の理由は「右足関節捻挫」だが、昨年春場所で大けがを負った左膝の状態も、万全とはほど遠い。だが、翌夏場所から膝をかばいながらも強行出場を続けた。この判断が結果的に、足首のケガにつながった。
週明けに精密検査する予定で、左膝半月板を手術する可能性もある。症状次第では春場所の出場も危ういが、師匠は「本人は気にしていない。幕下になろうが三段目になろうが、焦らないで早く勝負できる体に戻すだけです」。13年秋場所で史上最速入幕を果たした角界屈指の人気力士。時間はかかっても、万全に治すことを誰もが願っている。


