大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)が、1敗の横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)を突き落としで破り、全勝をキープ。

 単独トップを守って10年ぶりの「和製力士V」に弾みをつけた。

 協会トップの八角理事長(52=元横綱北勝海)は取組前に「対横綱戦に関して言えば、思い切って行けるという精神状態がある」と、単独トップながら番付下位として挑戦者の気持ちで挑める優位性を推察。勝負後は「横綱3連勝は立派。内容がいい。自分の相撲を取りきっている」と称賛した。

 その上で、今後の優勝争いについては予断を許さない状況を予想。「(横綱3連戦で)ヤマを越えたのにかわいそうだけど『これから』と思った方がいい。それだけ優勝というのは大変なこと」と見通した。残り3日は、番付同等(大関豪栄道)とそれ以下の対戦相手が予想される。格下と戦うことで、気持ちが守りに入らないか-。そんな懸念も協会トップはじめ、優勝経験者にはあるようだ。