日本相撲協会と日本最大の豪華客船「飛鳥2」がコラボした、2泊3日の大相撲クルーズが1日、開催された。

 14年12月に続く2度目の開催で、横綱鶴竜(30=井筒)、大関豪栄道(30=境川)、小結隠岐の海(30=八角)、前頭嘉風(34=尾車)の4力士に、大相撲解説者の北の富士勝昭さん(74)ら相撲協会関係者が乗船。乗客約650人を乗せて「飛鳥2」は東京・晴海埠頭を午後5時に出港。房総半島沖、伊豆半島沖などを巡り、3日に戻る。

 総トン数5万142トン、全長241メートル、客室436室の「飛鳥2」は日本籍で最大の客船。レストラン、バー、ブティック、娯楽室のほか、最上12階には大浴場、11階デッキにはプールもあり、北の富士さんも「船に乗るのは若い頃、何年ぶりかに(故郷の北海道に)帰る時に乗った青函連絡船が最後かな…。(豪華客船は)最初で最後だから楽しもう」と笑顔。鶴竜も「こんな大きな船に乗ったのは初めて。海はどこまでも続いている。(故郷モンゴルの)草原と同じで、どこを見ても景色は一緒。心が落ち着きます。これが終わったら名古屋場所に向けての稽古。それまでは3日間、船内を見て回って、船の旅を楽しみます」と話した。

 クルーズでは力士によるトークショー、大相撲文化講座、相撲健康体操教室の開催や、ちゃんこが振る舞われるほか、シアター室では相撲関連の映画も上映される。世界各地を就航する豪華客船が、新たなファン獲得へ国技の薫りを漂わせながら、大海原を巡航する。

 旅行代金は、1人11万4000円から55万7000円で、タイプによっては9月の秋場所の升席券などがつく。乗客の平均年齢は66歳で男女比は男性35%に対し女性65%という。