朝乃山は見せ場をつくることができないまま初黒星を喫した。右差しを狙ったが浅く、下から当たってきた大栄翔を腰高に組み止めるだけで精いっぱい。一方的に押し出された。

 ちょうど1年前の1月20日に幕下全勝優勝を決め、新十両昇進を確実にした。必勝を期していたが「いいところがまったくなかった。負けは負け。明日は何が何でも」と、連敗阻止を誓った。