小結松鳳山(34=二所ノ関)が2連敗した。

 大関高安(28=田子ノ浦)を相手に立ち合いで全く力負けしなかったものの、勢い良く攻め立てる途中で足を滑らせ、つきひざで敗れた。前のめりな体勢でバランスを崩してしまい、支度部屋では「あ~くそ、難しいな相撲は。せっかく良い立ち合いだったのに」と悔しがった。

 それでも大関相手を相手に対等に組み合い「もうちょっと、いま1歩ですね。悪くなかったです」と表情は充実していた。

 一方で決まり手に関して角界一を主張した。「たぶん今まででつきひざをついた回数は自分が1番ですよ。地に足がついていない証拠ですね。まだまだ伸びしろがあるということですね」と自虐気味に語り、報道陣を笑わせた。