元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が18日、出身の茨城・牛久市で行われた郷土後援会による「激励会・感謝のつどい」に参加した。

1月の初場所中に引退後、地元に戻るのは初。ちょうど2年前の同じ日に、初優勝と横綱昇進を祝うパレードを同市で行っており、約420人の参加者から「ありがとう」などの歓声に笑顔で応えた。

会合に先立って報道陣に対応し、16日に都内の部屋で、大関高安と約15番の三番稽古を行ったことを明かした。引退後、土俵で胸を出すのは初めてで「高安も一皮むけた感じがした。3月もああいう稽古ができたら、茨城も忙しくなるのでは」と、同じ茨城県出身の弟弟子の春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)初優勝を期待。三番稽古の勝敗は明かさなかったが「体も疲れなかった。今後も胸を出していきたい」と話した。