大相撲春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関昇進が懸かる関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が4日、大阪・大東市で行われた二所ノ関一門の連合稽古で存在感を発揮した。

申し合いでは関取衆最多の計23番で、大関高安とは三番稽古を行い12番で5勝7敗。一方的に押し出す場面もあったが「稽古場で調子を判断しちゃダメ。前に出て勝つことは悪いことではないけど、悪くはないで終わることが大事」と、独特の言い回しで謙虚に構えた。

先場所痛めた右足裏の不安を感じさせない、鋭い踏み込みが光った。審判部長を務める阿武松親方(元関脇益荒雄)も「足の運びもピタッとしている。(大関に)最も近いんじゃないでしょうか」と、新大関の筆頭として改めて太鼓判。春場所まで1週間を切り、22歳の若武者は「あとは気持ち。もう1回気合を入れ直す」と力を込めた。