大相撲の新関脇朝乃山らの恩師でもある近大相撲部の伊東勝人(いとう・かつひと)さんが急死していたことが18日、分かった。青森県出身。55歳。

近大4年のアマチュア横綱・谷岡倖志郎とともに表彰式に出席するため、17日は都内に滞在。食事の後、墨田区のホテルに戻ったが、深夜に体調を崩して、同区内の病院に搬送されたが、息を引き取った。

伊東さんは1991年にアマチュア横綱の座に就き、近大監督に就任。現在の幕内力士では朝乃山のほか、宝富士、志摩ノ海、徳勝龍を育てた。

青森・五所川原商高と近大でともに先輩だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「現役の時は選手として、遊びに来て、一緒に食事をしたりした。今朝、(訃報を)聞いたばかりでまだピンときていない。3月に会うのを楽しみにしていました。行く日を打ち合わせようと思ったところでした」と故人を惜しんでいた。